命名書の書き方|正式と略式の違い、書く項目と並べ方、誰が書くか
命名書をつくるなら、この内容をそのまま作れます(見本は無料)。
命名書に書くのは、おおまかに次の5つです。
- 「命名」の2文字
- 赤ちゃんの名前(大きく、真ん中に)
- 続柄(長男・長女・次男・次女など)
- 生年月日
- 両親の名前(正式な形では、名付けた人の名前と命名日も)
並べ方は、縦書きで右から左へ読む順です。右に「命名」、真ん中に名前、左に生年月日や親の名前を置きます。これより細かい決まりは、正式な形と略式の形で違います。
正式な書き方(奉書紙を三つ折りにする)
昔からの形は、奉書紙(ほうしょし)という厚手の和紙を使います。横長の奉書紙を縦に三つ折りにして、折り目で3つに分けた欄に毛筆で書きます。
| 位置 | 書くこと |
|---|---|
| 右の欄 | 「命名」 |
| 真ん中の欄 | 右寄りに父親の名前と続柄(「田中大輔 長女」など)、中央に大きく赤ちゃんの名前、左下に生年月日 |
| 左の欄 | 命名日(お七夜の日付)と、名付けた人の名前 |
書いたら、さらに上包みの紙で包み、表に「命名」と書きます。これを三方(さんぽう)という台にのせて神棚や床の間に供えるのが、いちばん改まった形です。
書く位置は、本やお店によって少しずつ違います。父親の名前を右の欄に入れる形もあります。家に古い命名書が残っていれば、それに合わせるのがいちばん確かです。
略式の書き方(半紙・色紙・A4の紙1枚に書く)
いまは略式で作る家が多いです。半紙や色紙、A4の紙を縦に使い、1枚に全部を書きます。
- 上か右上に「命名」
- 真ん中に大きく名前。名前の右に小さくふりがなを振ってもかまいません
- 名前の左に、生年月日と続柄
- その左に、両親の名前
略式には決まった型がないので、身長・体重、生まれた時刻、写真を入れる人もいます。お七夜で親族に見せることを考えると、名前が遠くから読めること、読み方が分かることを優先すると失敗しません。
続柄の書き方
続柄は、その子が両親から見て、男の子・女の子それぞれの何番目かで書きます。
- 1人目の男の子は「長男」、女の子は「長女」
- 2人目の男の子は「次男」、女の子は「次女」。上に女の子がいても、男の子として最初なら「長男」です
- 3人目以降は「三男」「三女」と数えます
- 双子は、先に生まれた子を兄・姉として数えます
役所に出す出生届の続柄と同じ数え方です。戸籍では「次男」「次女」ではなく「二男」「二女」と書きますが、命名書はどちらで書いてもかまいません。続柄を入れない略式の命名書もあります。
生年月日は和暦で書くことが多い
縦書きの命名書では、「令和八年十月二十四日生」のように和暦と漢数字で書くのがふつうです。生まれた年が元年なら「元年」と書きます。西暦で書いてもまちがいではありませんが、縦に並べると数字が読みにくくなります。
身長や体重を入れるときは、「身長四九・八センチ」「体重三〇二四グラム」のように、数字を1けたずつ漢数字にすると縦書きで読みやすくなります。
誰が書くか
昔は、名付け親や父方の祖父が書くことが多かったとされます。いまは決まりはなく、両親のどちらかが書く家が多いです。
- 名前を決めた両親が書く
- 字のうまい祖父母や親戚に頼む
- 書道家の代筆サービスに頼む
- パソコンやスマホで作って印刷する
手書きにこだわるなら、本番の前に半紙で何枚か練習しておくと、名前の大きさと位置が決まりやすくなります。名前は紙の高さの半分以上を使うくらい大きく書くと、全体がまとまります。
印刷で作るときに気をつけること
印刷で作るときも、並べ方は手書きと同じです。気をつけるのは次の3つです。
- 名前を大きくする。 文字の大きさを全部同じにすると、何の紙か分かりにくくなります
- 縦書きにする。 横書きのテンプレートもありますが、お七夜で飾るなら縦書きのほうが命名書らしく見えます
- 数字を漢数字にする。 縦書きの中に「2026」のような数字があると、そこだけ横に寝てしまいます
命名書をつくるでは、名前・ふりがな・生まれた日・続柄・身長体重・両親の名前を入れると、略式の並べ方で縦書きの命名書になり、和暦と漢数字にも自動で直ります。名付けた人の名前や命名日の欄はないので、正式な三つ折りの形が必要なときは、奉書紙に手で書くか、代筆を頼んでください。