遠くからでも読めるうちわ文字の作り方|文字数・ふちどり・色の組み合わせ

うちわの文字をつくるなら、この内容をそのまま作れます(見本は無料)。

遠くからでも読めるうちわ文字にするには、文字を少なくして1文字を大きくする、ふちを重ねて文字の形をくっきりさせる、隣り合う色の明るさに差をつける、の3つが効きます。会場は暗く、ステージの照明もまぶしいので、近くで見てかわいい色の組み合わせが、遠くからは読めないことがよくあります。ここでは、それぞれの決め方をまとめます。

1. 文字数を減らす

ジャンボうちわの面は、横29cm・縦36cmほどの物がよく使われます(商品で少し違います)。文字が増えるほど、1文字の大きさは小さくなります。

文字の並べ方 1文字のおおよその大きさ 読みやすさ
1行に3字 7cmほど 遠くからでも読める
2行に4字ずつ 6cmほど 読める
2行に6字ずつ 4cmほど 近くないと読みにくい
3行に5〜6字ずつ 4〜5cm 遠くからは読みにくい

(横約29cm・縦約36cmの面に、ふち3重で面いっぱいに置いたときの、ふちを除いた字の大きさ。字の形で少し変わります)

1行4〜5字、2行までにすると、大きさと伝えられることの両方が取れます。言いたいことが長いときは、「手ふって」「こっち見て」のように言いかえて短くするか、表と裏で分けます。

短くする言いかえの例

記号の「♡」「!」は、1字ぶんの場所を取ります。入れすぎると文字が小さくなるので、1つまでにします。

2. ふちを重ねる

うちわ文字に太いふちを付けるのは、飾りのためだけではありません。暗い会場では、文字の色とうちわの地の色が近いと、文字の形が地に溶けて読めなくなります。文字のまわりに別の色の帯を回すと、文字の形が地からはっきり切り離されます。

ふちを太くすると、そのぶん文字の中身は小さくなります。文字数が多いときは2重、少ないときは3重、と使い分けるとちょうどよくなります。

書体は太く、角の丸い物を

細い書体にふちを付けると、ふちが文字の中に入り込んでつぶれます。太くて角の丸い書体のほうが、ふちを重ねても字の形が残ります。

3. 色は明るさで組み合わせる

色の組み合わせで大事なのは、色の種類より明るさの差です。暗い所では色の違いが見分けにくくなり、明るいか暗いかの差だけが残るからです。

黒いうちわに貼るとき

黒い地は暗いので、外ふちには明るい色を選びます。

文字の色 内ふち 外ふち 見え方
ピンク 白 ピンク 白の帯で文字がくっきりする
黄 黒 黄 明るい黄が黒の地から浮く
水色 白 青 白の帯がある分、青でも沈まない
白 好きな色 白 何色の文字にも合わせやすい

避けたいのは、青・紫・赤など暗めの色だけで組んだ組み合わせです。黒い地の上では、遠くから黒とほとんど同じに見えます。暗めの色を使うなら、間に白か黄色の帯をはさみます。

白いうちわに貼るとき

白い地は明るいので、外ふちには暗めの色か、濃い色を選びます。黄や白の外ふちは地に溶けるので避けます。

メンバーカラーの色を使うとき

決まった色を使いたいときは、その色を文字の色か外ふちに置き、間の内ふちを白か黒にすると、どの色でも読みやすくなります。

4. 作ったら離れて確かめる

画面で見ているときは、どんな色でも読めてしまいます。作ったデータをスマホに出して、部屋の端から(3〜5mほど)見て読めるかを確かめてください。部屋の明かりを落として見ると、会場に近い見え方になります。

ふちどり文字を手早く作る

手作業でふちを何重にも重ねるのは時間がかかります。うちわの文字をつくるでは、入れた言葉を2重・3重のふちのぷっくり文字にして、行の数と字の数に合わせて面いっぱいの大きさに広げます。文字の色・内ふち・外ふちを10色から選び、うちわの地の色(黒・白・なし)を変えて見え方を比べられます。印刷のしかたはうちわ文字をコンビニで印刷する方法にまとめました。

会場ごとに、うちわの大きさや、頭より上にかかげない、などの決まりがあります。行く前に主催者の注意事項を確かめてください。

うちわの文字をつくるの読みもの